可愛がっていた野良猫の「ちび」が去年の秋ごろから野良猫集団から追い出されるようになった
明るかった性格はずっと周りを警戒するようになっていた
今年に入って、ちびは、私が住む家に逃げこむようになって、外に他の野良猫がいない時を見計らって外へ出て避難したいときは家に入ってきた
私は、これは家猫にして避妊手術をして家で飼うしか無いと思って、病院に連れて行ったら、もう妊娠してて!
わお、まじか、、
どうなるか、わからんけど、がんばろうって思った
ちびは、私の家で出産して、子猫を育てて
家で産んだから、私は子猫に病気がうつらないように、ちびをこれから外へ出さない!
子猫のワクチンが終わるまでは、ちびは外へ出れない生活が始まった
最初から子猫は里親さんを探していこうと思っていたけど、子猫を頑張って育ててるちびを見てると、子猫を全員うちで飼って育てようという気持ちが芽生える、そのほうが幸せなんじゃないかと思って
それは、早苗のエゴだと、気づかせてくれた史さんが
子猫には子猫の人生があって行くべき所、学ぶことがあるよ、と
私は、自分のエゴを、とっぱらって、里親探しを始めた!!
すると、すぐ里親さんが見つかった!
私が、ぎゅうって手綱を握ってたのを放したから、子猫が行くべきところへ、行けたんだよと言われた時、しみじみ、愛ってこういうことかと思った
手放しの愛
そして、里親さんの元へ行くまで、ちびは、大好きな外へはいっさい出れない日々が何ヶ月も続く、、、
毎日のように叫び、壁紙をむしり、鳴く
私の心も次第に、どん底へ
泣き叫ぶ声を聞いていられない
鳴かないでくれと思うようになる
ありのままで、愛せなくなっていた
いい子のちびでいたら愛せるけど、自分にとって不都合なことがあると、どうして私を苦しめるの?と思う自分がいた
そして、罪悪感でいっぱいになる、私が外へ出せなくしたんだから、、、
私は、ちびの感情と一体となって私もちびもどっちも辛い、しんどいになってた
ありのままで愛する
ちびの感情、行動はちびのもの
わたしの中には入れない
私はただ、そのままの今のちびを愛するだけ
そりゃ、そうだ、監禁生活で泣き叫ばないやつなんていやしない
ただ、愛していた
ぜんぶ愛してた
最後の可愛い子猫のまりんちゃんが秀香さんの元へと旅立って行った
すべての子猫を手放した私は、子猫たちの人生がようやく始まったことへの感動と、なんだこの手放しの学びは、、、つれぇなぁ、、愛って広いなぁ、深いなぁ、ハートが拡大するなぁ、宇宙まで届きそうじゃん、愛してるから、たくさん学んでほしいって思えた
さよならだけど、さよならじゃない
ちびは、次の日に入院して避妊手術をした
抜糸するまではまだ家の中で安静に過ごした
そして抜糸をして、ワクチンを打って、
ちび、念願の外へ!!!!!
自由っていいね
自由ってこういうことか
私は、家猫にして守って可愛がることが猫の幸せだと思ってた
でも、それは私の思い込み
蝶々を追いかけて、草に飛び込んで、木に登って
広い世界とひとつになった
ありのままで愛する
あなたを尊重します
あなたのしたいことを応援します
ありのままのちびは無敵だ
猫集団からも逃げずに立ち向かう
家に入りたい時は飛んでくる
一緒に寝る
そして、また自由に外へ走り出す
私は、いつもあなたを愛してます
たくさんの気づきと学びをありがとう
深い深い学びをありがとう
これからもよろしく
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